9月29日は「洋菓子の日」です。
ショートケーキ、モンブラン、シュークリーム、プリン、クッキー……。
私たちの暮らしの中には、たくさんの洋菓子があります。
誕生日やクリスマスなどのお祝いの日はもちろん、ちょっとひと息つきたいときにも、甘いお菓子は私たちを楽しませてくれます。
そんな洋菓子にちなんだ記念日が、9月29日の「洋菓子の日」です。
この記念日は、2002年に三重県洋菓子協会によって制定されました。
9月29日は、フランスで菓子職人の守護聖人とされる大天使ミカエル(サン・ミシェル)の祝日にあたることが、その由来です。
では、洋菓子の代表ともいえる「ケーキ」は、いったいいつ、どのようにして生まれたのでしょうか。
今回おすすめする本は、『ケーキの歴史物語 お菓子の図書館』(ニコラ・ハンブル/著、堤理華/訳・原書房・2012) です。

今では色とりどりのクリームやフルーツで飾られ、特別な日の主役にもなるケーキですが、最初から現在のような形だったわけではありません。
この本では、古代から現代までの長い時間をたどりながら、ケーキがどのように生まれ、材料や製法、形を変え、人々の暮らしの中に根づいていったのかを紹介しています。
砂糖や小麦粉、卵などの食材の歴史はもちろん、菓子づくりの技術や食文化、社会の変化など、ケーキを通してさまざまな歴史が見えてきます。
「なぜ誕生日にケーキを食べるの?」「昔のケーキはどんなものだったの?」といった素朴な疑問にも、新しい発見があるかもしれません。
また巻末に、古代のケーキなどのレシピも掲載されています。
ぜひ、手作りしてみてください。
9月29日の「洋菓子の日」をきっかけに、いつも何気なく食べているケーキの向こう側にある、長い歴史と人々の物語をのぞいてみませんか。甘いものが好きな方はもちろん、歴史や食文化に興味のある方にもおすすめの一冊です。
もう一冊、ケーキの世界を楽しめる本をご紹介します。
『ケーキのずかん』(植田まほ子/絵、小林由季/絵、辻製菓専門学校/監修・学研プラス・2022)です。
ショートケーキやモンブラン、チーズケーキ、タルトなど、さまざまなケーキを美しいイラストで紹介しています。
まるで写真のようにリアルに描かれたケーキは、クリームのふんわりした質感やフルーツのみずみずしさまで伝わってくるようで、見ているだけで思わず食べたくなります。
さらに、製菓の専門教育を行う辻製菓専門学校の監修によって、ケーキの特徴や材料などもわかりやすく知ることができます。
おいしそうな絵を楽しみながら、ケーキの奥深い世界をのぞいてみませんか。


