9月は、日本に台風が接近・上陸することが多い季節ですね。
台風は、東経180度より西の太平洋に発生する熱帯低気圧で、最大風速17.2メートル/秒以上のものをいいます。
最近ではシルバーウィークに関東を直撃した台風25号が記憶に新しいところですが、みなさんは「伊勢湾台風」をご存じですか?
1959年9月26日、台風15号が東海地方を襲いました。
台風は紀伊半島を横断して、愛知県に接近。
その後、岐阜県西部から富山県を通って、日本海へ抜けていきました。
特に伊勢湾周辺では猛烈な暴風となり、記録的な高潮が発生し、この台風による死者・行方不明者は5,000人を超え、57万戸を超える家屋や建物が被害を受けました。
「伊勢湾台風」は、日本の台風災害史上でも最大級の被害をもたらした災害です。
こうした過去の災害について知ることは、これから起こる災害に備えることにもつながります。
台風は、大雨や強風だけでなく、洪水や土砂災害などを引き起こすことがあります。
いざというときに自分や家族の身を守るためにも、台風について知り、日ごろから備えておくことが大切ですね。

そこで今月は、「台風・防災」をテーマにした本をご紹介します。
▶『台風の大研究―最強の大気現象のひみつをさぐろう』 (筆保弘徳/編著・PHP研究所・2020)
台風はどこからやってきて、なぜ大雨や強い風をもたらすのでしょうか?
『台風の大研究』では、台風はどのようにして発生し、発達するのか、温暖化は台風にどのような影響をあたえるのかなど、身近な自然現象でありながら、まだまだわかっていない台風の謎にせまります。
写真や図を使って、台風のしくみや進み方をわかりやすく紹介しているほか、気象情報の見方や台風へのそなえなど、防災についても学ぶことができます。
▶『たいふうのひ』(武田美穂/作・講談社・2017)
夏休み、島のおじいちゃんの家に泊まりに来た姉弟。
そこへ大きな台風が近づいてきます。
迫りくる台風を前に、ワクワクする弟と、少し不安な姉。
外の天気が荒れていくにつれて、二人の気持ちも少しずつ変わっていきます。
台風の夜、姉弟にいったい何が起こるのでしょうか?
大きな台風にあった姉弟の一夜を描いた物語です。
台風が多いこの時期、本を通して台風や防災について知ることも、災害への備えの一歩になるのではないでしょうか。
この機会に、ぜひ図書館の本を手に取ってみてください。


