今日、8月4日は「箸の日」です。
「箸を正しく使おう」という民俗学研究者の提唱で、わりばし組合が1975(昭和50)年に制定しました。
読んで字のごとく、日付は「は(8)し(4)」(箸)と読む語呂合わせからきています。
正しい箸の持ち方から、箸への感謝、食文化の見直しまで含めて箸について考える日とされています。


南関町で箸といえば、「竹の、箸だけ。」を作り続けている株式会社ヤマチクが有名ですね。
ヤマチクが伝えようとしているのは、箸そのものだけではありません。
「いただきます」「ごちそうさま」という言葉に込められた感謝の心です。
食材を育てた人、料理を作る人、そして箸を作る人まで、多くの人の手によって一度の食事が成り立っていることを竹箸が教えてくれます。
こうした思いを伝えるため、短編映画『いただきます』の制作など、食文化を未来へつなぐ取り組みも行っています。
ukara読書部「遊読」にも関わっていただいており、「本が読みたくなる話」というトークイベントを定期的にカフェ「キツネノボタン」にて開催しているので、興味がある方はぜひご参加ください。

そんな箸の日である今日、おすすめするのは『「いただきます」を考える 大切なごはんと田んぼの話』(生源寺 眞一/著・少年新聞社・2019)という本です。
この本は、日本の食料自給率の低さからフードロスなどの社会問題や今後の農業についてわかりやすく紹介しています。
箸の先にある食卓という身近なところから出発し、視点は食べ物の輸入先である国々や世界の飽食・飢餓などにも発展します。この1冊で、食卓を取り巻く様々な状況や課題を知ることができます。

 

「いただきます」には、たくさんの感謝の意味が込められています。
食べ物となった動植物の命への感謝、米や野菜を育てる人、魚を獲る人、食材を運ぶ人、料理を作る人など、多くの人々への感謝、そして自然の恵みへの感謝などが込められています。
一回の食事が私たちの前に並ぶまでには、数え切れないほどの命と人の手がつながっています。
この本は、アメリカの農家さんやそこで育って日本まで来たじゃがいもたちを知ること、経済支援等を必要とするアフリカの国々へ目を向けることなど、私たちが「いただきます」の先に見つけられることを教えてくれます。

箸の日である今日、「いただきます」や「ごちそうさま」を通して農業を考えるために、『「いただきます」を考える 大切なごはんと田んぼの話』を読んでみるのはいかがでしょうか。

 

2026年
10月11日(日)
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