2023(令和5)年、活動火山対策特別措置法(活火山法)の改正により多くの人へ活動火山対策についての関心と理解を深めてもらうため、8月26日を「火山防災の日」に制定しました。
日付は1911(明治44)年8月26日に、日本で最初の火山観測所が浅間山に設置され、近代的な観測が始まったことに由来しています。
今日は、火山の魅力・恩恵やその危険性を正しく理解し、火山災害に備える日であるとされています。
また、国や自治体が防災訓練などの行事を実施するよう努める日でもあります。
もし、今、阿蘇山や雲仙普賢岳が噴火したら――。
そう考えたことはありますか。火山はいつも静かに見えますが、地下では大地の活動が続いています。
だからこそ、火山について知っておくことが、いざというときの備えになります。

そんな火山防災の日である今日、おすすめするのは『正しく知る!備える!火山のしくみ』(及川 輝樹/著、中野 俊/著・誠文堂新光社・2024)という本です。



火山はなぜ噴火するのでしょう。
山の中では、いったい何が起こっているのでしょうか。
この本は、そんな火山の疑問に答えながら、火山のしくみや噴火によって起こる現象、災害への備えについて知ることができる一冊です。
火山は、いつも大きな噴煙を上げているわけではありません。
静かに見える山の下でも、地球の内部では大きなエネルギーが動いています。
火山のことを知ると、普段何気なく眺めている山の見え方も変わってきます。

火山灰が降ったらどうするのか、どこへ避難するのか、家族とはどう連絡を取るのか。
私は、今まで火山に関する防災について真剣に考えたことがありませんでした。
記事を書くためにこの本を読んで、火山について知ることで「自分だったらどうする?」ということを考えるきっかけになりました。


火山の噴火は、毎日の生活の中で頻繁に起こることではありません。
そのため、普段は「自分には関係のないこと」と思ってしまいがちです。
しかし、火山は自然の現象です。
いつ、どのような変化が起こるのかを、私たちが完全に予測することはできません。
知識が増えると、ただ「怖い」と思うだけではなく、「こういうことが起こるかもしれないから、こうしておこう」と、具体的な行動を考えられるようになります。

火山防災の日の意義の一つは、火山災害に備えることです。
この本を読んだ後、ぜひ家族で「もし阿蘇山や雲仙普賢岳が噴火したらどうする?」と話してみるのはいかがでしょうか。
避難場所を確認したり、家族との連絡方法を決めたりすることも、立派な防災です。

 

2026年
9月15日(火)
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