今日8月13日は「怪談の日」です。
怪談の日は、夏の暑い夜に怪談を語り、背筋がひんやりするような恐怖を味わう――そんな日本ならではの夏の風物詩を楽しむ日です。
1993年のこの日、タレントの稲川淳二が「怪談ナイト」の第一回公演を開催しました。
それから20年間、連続して講演を行ったことを記念し、8月13日が「怪談の日」になりました。

怪談と聞くと、遠い土地の心霊スポットや都市伝説を思い浮かべるかもしれません。
しかし、実は私たちの身近な場所にも、古くから語り継がれてきた不思議な話が数多く残されています。
地域に伝わる怪談には、歴史や風土、人々の暮らしや信仰が根づいており、怖さだけでなく、その土地ならではの魅力を感じることができます。
今日は怪談の日にあわせて、熊本にまつわる怪談本を紹介します。

 

▶『熊本怪談』(久田樹生/著・竹書房・2023)

 

この本は、熊本県内各地に伝わる怪異や不思議な出来事を集めた実話怪談集であり、阿蘇や天草、人吉、八代、熊本市など、県内各地を舞台にしたさまざまな怪談が収められています。
著者が実際に現地を訪ね、土地の人々から話を聞き集めた物語には、その土地ならではの空気や歴史が色濃く感じられます。

私たちが普段何気なく通り過ぎていた神社や橋、山や川にも、人々の記憶の中で語り継がれてきた物語があるのです。

怪談は、昔から人々が自然への畏れや説明のつかない出来事を語り継ぐ中で生まれてきた文化でもあります。
その土地で暮らしてきた人々の思いや歴史を知る手がかりとして読むと、また違った面白さがあります。
『熊本怪談』は、熊本という土地をより深く知ることのできる一冊です。

今日、怪談の日をきっかけに、身近な土地に眠る不思議な物語をのぞいてみませんか?
読み終えたあとには、いつもの熊本の風景が少しだけ違って見えるかもしれません。

 

2026年
10月10日(土)
Weather
開館時間:10:00~19:30
月曜日休館