今日2026年7月26日は、「土用丑の日」、うなぎを食べる日です。
「土用」とは、「二十四節気」で、季節の変わり目の、立春、立夏,立秋,立冬前の18日間のことです。
それぞれの土用が始まる日を「土用の入り」といいます。
現在は、夏の土用だけ話題になることがほとんどです。
夏の「土用丑の日」が有名ですが、これは江戸時代に平賀源内がうなぎ屋に頼まれて「土用の丑の日にうなぎを食べると暑さ負けしない」という宣伝文句を考え、それが全国に広まったため、夏の土用だけが風物詩として伝わりました。
それより1000年ほども前から、日本人は夏にうなぎを食べていたようで、“夏にうなぎを食べると体によい”という和歌が「万葉集」に残っています。

そんな今日、土用丑の日。
うなぎを食べる日として親しまれていますが、この機会に「うなぎ」そのものの暮らしや命に目を向けてみませんか。

 

◆『うなぎのうーちゃん だいぼうけん 』(くろき まり /文、すがい ひでかず/絵・福音館書店・2014) 

この絵本は、くろきまりさんが、長い間謎に包まれていたニホンウナギの一生を、主人公・うーちゃんの大冒険としてわかりやすく描いた科学絵本です。
南の海で生まれたうーちゃんは、広い海を旅し、川で成長し、再び生まれ故郷を目指します。
その壮大な旅を通して、自然の不思議や命のつながり、環境や資源の大切さについても考えさせられます。
初めは柳の葉っぱのような形だったうーちゃんが、シラスウナギに、そして立派なうなぎへと成長する過程を分かりやすく描いてあり、ウナギについてもっと知りたくなります。10年後、再び産まれた海に向かって必死に泳ぐ姿に、思わず「がんばれー!」と応援したくなりました。

すがいひでかずさんの絵は、海や川の生きものたちを生き生きと描き、雄大な自然や水中の世界を臨場感たっぷりに表現。
やさしく親しみやすい絵柄でありながら、生きものの姿や生態も丁寧に伝え、ページをめくるたびに新しい発見があります。

親子で「うなぎはどこで生まれるの?」「どうして長い旅をするの?」と会話を楽しみながら読むのにもぴったりですし、大人の方にもうなぎの生態について知るきっかけになる本だと思います。
土用の丑の日だからこそ、「食べる」だけでなく「知る」楽しさにも出会える一冊です。
ぜひ、借りて読んでみてください。

2026年
10月10日(土)
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