4月13日は「喫茶店の日」です。
1888(明治21)年のこの日、東京の上野で日本発の喫茶店「可否(かひ)茶館(さかん)」が営業を開始しました。
日本の喫茶店の歴史はここから始まりました。
それまで日本ではコーヒーを飲む習慣があまりありませんでしたが、可否茶館では、コーヒーをはじめ、牛乳、パン、カステラなどを提供していました。トランプや玉つきなどを楽しむこともできる、という当時としてはとても珍しい場所だったようです。
しかし、コーヒーは当時の物価からすると高価で、経営は決して順調とはいかず、可否茶館は5年ほどで閉店。
それでも、その後各地に喫茶店が広まり、コーヒーは人びとの暮らしに根づいていきました
コーヒー。
人によっては毎日欠かさない飲み物ですね。
そこで、今回はコーヒーや喫茶店に関連する本を集めました。
▶『コーヒーの歴史』(ジョナサン・モリス/著、龍 和子/訳・原書房・2019)
コーヒーがどのようにして世界中で愛される飲み物になったのか、歴史と文化を通じてコーヒーの魅力を理解できる一冊です。
原書房の「食の図書館」シリーズは、身近な食材の知られざる歴史を軸に、文化・時代・経済・政治との関わりをコンパクトに解説しつつ、思わず誰かに話したくなるトリビアや豊富な図版・写真、語解説まで楽しめる、知識と読みやすさを兼ね備えたシリーズです。コーヒーケーキ、ティラミスなど、たくさんのレシピもついていますのであわせてお楽しみください。
▶『かんばんのないコーヒーや』(かめおか あきこ/作・ほるぷ出版・2024)
ふらりと入った看板のないコーヒー屋で出会った一杯に心を奪われ、コーヒーのことばかり考えるようになったオオカミくん。自分でもあの味を出したいと試行錯誤を重ねていくうちに、オオカミくんのコーヒー屋さんにはたくさんのお客さんが訪れるようになりました。
オオカミくんのモデルは、日本のどこかに実在するコーヒー屋のマスターだそうです。
珈琲の奥深さをやさしく伝えてくれるストーリーと、かわいらしい絵にほっこりする一冊です。
▶『九州喫茶案内』(小坂章子/著・書肆侃侃房・2020)
九州各地の喫茶店の魅力を丁寧に紹介するガイドブックです。
福岡・長崎・熊本・鹿児島など、地域ごとの個性豊かな店が収められ、老舗純喫茶から現代的なカフェまで幅広く紹介されています。
各店の歴史や店主の思い、こだわりのコーヒーや空間づくりが写真と文章で伝えられ、九州の喫茶文化の奥深さを味わえる内容となっています。
さて、喫茶店といえば、南関町図書館〈このみch-i〉には併設の〈キツネノボタン~本といなりとコーヒー~〉があります。
コーヒーはもちろん、南関あげをつかったこだわりのいなりずしやケーキなどのメニューも充実しています。
館内では蓋付きの飲み物の持ち込みが可能で、コーヒーを片手にゆっくり読書を楽しむことができます。
ぜひ南関町図書館〈このみch-i〉で、ご紹介した3冊と一緒にくつろぎのひとときをお過ごしください。
皆さまのご来館を心よりお待ちしております。
なお、利用カードは町内・町外を問わずお作りいただけます。
お気軽にスタッフまでお声かけください。


